M8.8
この日、8時過ぎにカムチャツカ半島沖でのちにUSGSがM8.8と推定する超巨大地震が起きる。当初のM8はすぐにM8.7、続きM8.8へと引き上げられ、太平洋岸を中心に発せられた津波注意報も警報へと切り替えられる。日本の沿岸は震源から1,500キロは離れているのだが、10時過ぎには津波の第1波が到来しているから、津波の伝播速度は時速にして700-800キロということになり、エネルギーの大きさは漠然としたイメージを大きく上回るものであるのだろう。
USGSの推計によると、千島海溝で起きた破断は東日本大震災のそれと同様、400キロにもおよぶ大きさであるようだ。かねて千島海溝では大きな地震が起きると言われていたけれど、歴史にもそうはない規模の地震であれば相応に大きな余震があってもおかしくない。この地震自体、かねて起きると言われていた千島海溝地震ということになるのだろうが、連動して起きる海溝型の地震がないことを祈るばかりである。
Published on: 2025/7/30
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