シーズン5
『窓際のスパイ』シーズン5を終わりまで。これを観終わると年末の気分が高まってくるわけだけれど、最後にはシーズン6の予告もついていて、年ごとのサイクルをつくる大事な行事になっていると言っても過言ではない。各6話完結というサイズ感もちょうどよく、しかし他にない稀有なシリーズになっている。ゲイリー・オールドマンもすっかりラムの薄汚い印象が定着してしまったけれど、役になければまったく異なる個性であり、役者の仕事はやはり大したものだと思うわけである。
迂闊なことに、とうとう『霆ける塔』が発売されたことを見落としていて、これを慌てて注文する。そのタイトルが言及されたのは2016年のことだから、ほとんど10年を経て、ふたたびマツリカとキリヒトの物語を読むことができると思うと感慨深い。何回かの予告にも、実際に出るまでは信じられないと思ったものだが、ここまで待たされるとは。
そういえばテリー・ヘイズの『Year of Locusts』もとうとう出版されたようだから、これまで名のみ語られ姿の見えなかったものたちが降臨する星周りなのかもしれない。
Published on: 2025/10/31
Categories: 映画