オープンウェイト
このところAIバブルについての言説をよく目にするようになっている。もうはまだ、まだはもう、というのがこの世界の常であるとすれば、その崩壊がいつなのか考えるだけ無駄というものだろうけれど、引き伸ばされれば引き伸ばされるほどインパクトも大きくなるのが世の定めであれば、明るい未来があるようにも思えない。
アメリカを中心とする業界の動きがどうあれ、シリコンバレーの各社が使うAIモデルのデファクトが結局は中国製になりつつあるという話が、もしかしたら資本ゲームとしてのAI開発競争を無効化するのではないか。オープンウェイトであるがゆえに開発に利用しやすく、そもそも無料というモデルが流通する世界であれば、膨大な開発投資はそもそも回収の道筋を描くことができないであろう。
Published on: 2025/12/2
Categories: 日々