ラ・ヨローナ〜泣く女〜
『ラ・ヨローナ〜泣く女〜』を観る。ジェームズ・ワン製作、マイケル・チャベス監督による2019年のホラーで、『アナベル 死霊館の人形』のペレス神父が同じ役割で登場し、『死霊館』ユニバースにおけるスピンオフ作品の位置付け。さほど関連があるわけではないのだが、1970年代の雰囲気とオカルトを結びつけた世界観に特徴があるということであろう。微妙な伏線とホラー場面による回収を繰り返しつつ、93分の尺でコンパクトに語られるので飽きることはない。
この日の未明、前日に中国の空母から発艦したJ-15戦闘機が、複数回にわたり自衛隊のF-15にレーダー照射をしたことが伝えられる。一連の軋轢を何とか収めるのが最善の選択肢だとして、それを目指す大人がひとりも登場しないのが本邦の現在地。持久戦では早々に音を上げ、米国にもあっさり梯子を外されて、手打ちせざるを得なくなるあたりまで既定の路線ということになるだろう。
Published on: 2025/12/7
Categories: 映画