緩衝地帯
この日は現下にすすむ日本売りの話を聞く。政府は金利上昇と為替水準の安定を天秤にかけ、円安のデメリットを選ぶのではないかとは、つまりローンを抱える現役世代からの支持が高いがゆえで、そこに中央銀行の独立性は存在しないかのようである。ちょうどこの日、中国は日本への一層の輸出規制を表明したが、同じく支持層が対外強硬姿勢を評価するがゆえに、政府の軌道修正は望み薄ということになる。結局のところ、自らの政治的立場に固執するだけであれば働いていることにはならないし、苦境にしてからが自ら招いたものだとすれば、本邦の政治はいったい何をしているのか。
西半球に集中しようという米国からすると、対米追従が唯一の選択というこの国は対中緩衝地帯として便利な取引材料に過ぎず、結局のところいちばん割を食う役回りになるという見方には残念ながら説得力がある。
Published on: 2026/1/7
Categories: 日々