パヴァーヌ
『パヴァーヌ』を観る。それぞれに抱えるものがある三人が、華やかな百貨店の地下で働きながら友情を深めていく。『グエルム』から20年、コ・アソンもすっかり立派な女優になっているけれど、彼女に焦がれるムン・サンミンの儚げな雰囲気が、物語に深い情感を与えているようでどちらの仕事ぶりも立派。全体にモダンなヨーロッパ映画みたいな印象があるのだけれど、結末だけは韓流か邦画かという展開になり、実はそれも含めて悪くない感じ。空想上のハッピーエンドに向かって収斂していく流れが切ない。
ピョン・ヨハン演じるヨハン先輩の存在がバランスをとっているようなところがあり、物語としてもよくできているのではないかと思うのである。原作はパク・ミンギュの小説『亡き王女のためのパヴァーヌ』だけれど、こちらは未読。
Published on: 2026/2/22
Categories: 映画