近畿地方のある場所について
『近畿地方のある場所について』を観る。背筋による原作小説はエピソードが錯綜してそれなりに込み入った印象があるけれど、103分の尺でそれをどのように料理するのかと思っていたのである。その前半、白石晃士の仕事にしては、妙に忠実な映像化がすすんでいる印象があって、菅野美穂と赤楚衛二が主演であればこういう仕様になるのかと油断していたら、後半は物語的な結末を拒否しているかのようないつもの様子で、なんだかよく分からないことになる。やっぱり、白石晃士の仕事なのである。しかし、これでいいのかという気がしなくもない。
Published on: 2026/4/12
Categories: 映画