プロジェクト・ヘイル・メアリー
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を観る。アンディー・ウィアーの原作小説は寝食を忘れて一気に読んだものである。本作はその傑作のストーリーと作品のイメージを、ほとんど損なわないで映像化に成功していると評価してもいいと思う。特にライアン・ゴズリングが演じるグレースは、もともと当て書きだったとしても違和感がないくらいにいい感じ。サンドラ・ヒュラーのストラットも素敵。
The world is counting on you. という言葉通りの状況に追い込まれていく地上パートの語り口が存外におもしろい。主人公の居心地の悪さとホームメイドで問題解決をしていく有能さがコミカルに見えるのは原作の手柄ではあるのだけれど、『オデッセイ』の脚本も担当したドリュー・ゴダードの脚本も優秀なのである。ファーストコンタクトから意思疎通の確立までの手際がよすぎるとはいえ諸君、これは157分の映画なのである。別れの場面はどれもぐっとくる。素晴らしい。
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Categories: 映画