木挽町のあだ討ち
『木挽町のあだ討ち』を観る。直木賞を受賞した永井紗耶子の原作は読んだことがある。『京都人の密かな愉しみ』の源孝志が脚本・監督。もちろん、もとの物語はよくできた小説で、あだ討ちにまつわる込み入った事情とシンプルな感情をうまく説明していたけれど、本作もそれをうまい具合に踏襲している。しかし120分とはいえ、この尺であれこれを説明するには無理があって、解明というよりは説明の段取りで、ややダイジェストみたいなところがある。身の上話の面白さは割愛されているのだが、もちろん致し方ないことである。
山口馬木也が菊之助の父、伊納清左衛門を演じているのだけれど、その見た目は『侍タイムスリッパー』の高坂新左衛門である。『豊臣兄弟!』の柴田勝家とはだいぶ違う。このところ、この人の活躍が目立つ。
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