ロングウォーク
『ロングウォーク』を観る。スティーヴン・キングが別名義で書いた実質的な処女作『死のロング・ウォーク』の映画化。最近では『イクサガミ』がそうであったように、淘汰型のサバイバルを描いたデスゲームものではあるのだけれどバトルではなく、ひたすらに歩き続け、限界にあって脱落することが死につながるという設定にキングらしい救いのなさがある。
最後までシンプルで会話を中心にした話をよく演出している。それ以上に、Anyone can winといいながらただ自助があるだけの世界で、ただとどまるために歩き続けなければならない赤の女王の国の現代版という話が現代社会の寓話であるのはあきらかで、これは私であるという共感こそ、この物語から目を離せない動機となるのではないか。第2次トランプ政権下ではそうした映画も少なくなっているからには応援したい気持ちがある。
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Categories: 映画