ロスト・バス
『ロスト・バス』を観る。マシュー・マコノヒー主演、ポール・グリーングラス監督のパニック映画ということであれば期待は自ずと高まる。2018年のカリフォルニアの森林火災を題材にしているけれど、ハリウッド映画的にやや典型ともみえる家族のドラマが組み込まれていて、わかりやすい復権のドラマになっている。
画面の緊迫感はポール・グリーングラスらしく、ときに忙し過ぎるくらいで途切れることがない。交通の混乱状態だけでもサスペンスが盛り上げられるくらいで、その腕は相変わらず確かなのである。おそらくは確信犯的にOK, Listen up!シチュエーションがあるのもうれしい。よくわかっているのである。
Published on: 2025/10/5
Categories: 映画