単純な場所

sophisticated girl; plain space

第三の嘘

アゴタ・クリストフの『第三の嘘』を読む。『悪童日記』『ふたりの証拠』ときて物語はまたもその位相をずらして語られる。あまり似たところはないのだけれど、村上春樹でいうなら『風の歌を聴け』三部作のような印象があって、どこか同じような世界を眺めている人たちのような気がする。この印象は三作を通じて変わらない。

この日、自民党の人事が明らかになっていく。もちろん、予想されたことではあるけれど石破政権での派閥潰しをきっちり押し返そうというあからさまな動きで、つくづく進歩や改善というものとは無縁なのである。

Published on: 2025/10/6

Categories: 本