デューン 砂の惑星PART2
『デューン 砂の惑星PART2』を観る。166分という結構な尺で、機内プログラムで切れ切れに観たことがあるのだけれど、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品であるからには一度、きちんと鑑賞しなければならないと思っていたのである。映像はどのカットも美しく、ここに描かれる専制は古典的にみえて奇妙にリアリティがある。砂漠の原理主義者を描いていても、これはどこまでも惑星アラキスの話で、この構築の強固さはひとえに演出の力によるというのが素晴らしい。
エチオピアのハイリ・グッピ火山で起きた大噴火は有史以降初めて、この1万年、形跡のなかったものだという。そういうことも起きるのだ。噴煙は1万3,000メートル以上も立ち上り、紅海を越えてイエメンにまで達しているというから、来年にかけての気候にも影響を与えるかもしれない。
Published on: 2025/11/24
Categories: 映画