ジェイ・ケリー
『ジェイ・ケリー』を観る。ジョージ・クルーニーが映画スターのジェイ・ケリーを演じ、来し方を振り返る。ロードムービーとしての映画が、ジェイ・ケリーの人生そのものでもある構造が洒落ており、列車旅のシーンには『ラ・シオタ駅への列車の到着』のオマージュが仕込まれていたりする。もちろん映画のための映画でもあって、ジョージ・クルーニーその人のフィルモグラフィーを振り返るエンディングは、ジェイ・ケリーの過去を別の役者が演じている本作においてメタ構造になっているのも面白い。この人ももう65歳とはいえ、集大成とするにはやや早すぎる気はするものの。
この日、首相官邸の高官がオフレコで核を保有すべきだと発言したというニュースがNHKで報じられる。報道自体がいわゆる観測気球に組み込まれ核保有に向けた運動の一部として、なし崩しの空気をつくろうという目的があるようにさえみえる。剣呑な時代になってしまったものである。
Published on: 2025/12/19
Categories: 映画