狭霧の國
『狭霧の國』を観る。2019年の短編映画で、かつての怪獣映画へのオマージュとしてつくられた作品。人形劇と着ぐるみ怪獣によるミニチュア特撮映画を、キックスターターのクラウドファンディングで支えたのは主に欧米のカイジュウファンであるという。造形と美術はベテランによる仕事で、もちろんその雰囲気は大映っぽい。
明治42年、九州の山深い村を舞台に、出現する怪獣と人間の交感を描き、時おり実写に接続することで独特の印象を残す。この表現の縦横無碍こそオマージュの対象ということになるだろう。35分の短い尺ではあるけれど、ひと通りのイベントは用意されていて、人間の反攻まで描かれているのには感心した。
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Categories: 映画